いよいよ核心に迫る。良く逝くとはどういう生き方か?人間は生き方を変えることができるというメッセージと、子供たちの純粋な心に平和、いのちの大切さという種を蒔くことで築いていく未来は?
私たちは、以前からフジキンさんと二人三脚でチョウザメの養殖をしているつくばチョウザメ産業さんのもとへ向かった。そこで出会った酒井会長と白田社長は、平成22年の創業以来、今年初めてキャビアの収穫時期を迎える。チョウザメの養殖を始めたきっかけ、そして今まで幾度もの災難を乗り越えながら粘り強く養殖を続ける根底にある想いを伺った。
チョウザメは、特別な専門技術を用いてオスメスの判別作業を行うわれる。メスと分かったものは引き続き飼育され、オスは早めの資金回収を目的として食肉用へと分けられる。つくばチョウザメ産業さんは、そのチョウザメの肉を缶詰にして販売している。茨城県だからこその専門性や技術力、それを長年応援し支え続ける人々のお話を伺った。
新老人運動が始まって17年が経ち、生き方を変え新しいことを創めた人々。その歳月の中で得たもの、そして現在を追い、新老人運動という理論の実証データともいうべき数々の証言を得る。
チョウザメといえば「キャビア」のイメージだが、魚肉の方も昔は「エンペラーフィッシュ」「ロイヤルフィッシュ」とも呼ばれ、工程や王様に献上されたほどの高級食材として扱われていた。第4話では、今後の食肉用としてのチョウザメの需要、いまだ世間では知られていないチョウザメが持つ味や栄養素について探ってゆく。
ある事件に遭遇したことによって生き方を変えた故・日野原重明先生。医師としての名声よりもいのちの大切さを根底に据えた人に尽くす生き方から生まれた三つの大事業とは?さらに100歳を超えて発覚した自身の病とどう向き合ったのか?
「新老人の会」の行動目標の③健康の発信。500人近い高齢者ボランティアの健康状態の提供によるヘルス・リサーチ・ボランティア研究。高齢者の老化のプロセスを解明する医学的な研究は何のために行われたのか?
チョウザメの養殖はかなり難しいと共に、時間のかかる作業といわれている。世界の各地でも養殖が行われている中、フジキンさんが目指すのは世界で闘える品質のキャビアを生産することであった。フジキンさんが「ジャパンクオリティ」を実現させるために開発したチョウザメ養殖システムを詳しく探ってゆく。
75歳以上のお年寄りは国民の寿命が延びたことで生れた新しい階層だから「新老人」と呼びたいとして、故・日野原重明先生自身が新老人運動の先頭に立って、高齢者の生き方のモデルを示す挑戦が始まった。「新老人の会」の活動を追う。
元々は日本にも生息していたというチョウザメ。そのチョウザメを再び国内にメジャーなものにしようという企業が、株式会社フジキンさんだ。日本初のチョウザメの人工ふ化、世界初の水槽での完全養殖を成功させたこの企業は、なんと、バルブメーカーであった。なぜ、バルブのメーカーが?”ながれ”というキーワードと共に、その軌跡を辿る。